松阪牛神戸牛など、誰しも一度は食べてみたい高級ブランド牛肉。肉の品質を上げるために様々な趣向を凝らした飼育方法がされているという噂があります。その中の一つが、飼育段階で牛にビールを飲ませるというもの。本当なのでしょうか。

牛にビールの真相

肉牛の生産の肥育はで主に穀物類を与え、放牧を行うことはなく、3年間程度飼育されます。肉牛は飼育末期になると食欲が落ちる「食い止まり」という現象に陥ってしまいます。ビールを飲ませることで胃内の発酵状態を改善する作用が食欲増進に通じ、より肉付きを良くするというのです。この改善効果は獣医学的にも優れた効果であると実証されているのだそうです。

他にも、食事の時間に音楽を流したり、筋肉をマッサージしたりする飼育方法もあるようです。しかし全ての肥育農家がこれらを行っているとは限らず、あくまでも「行っている農家は存在する」という程度のようです。