オスの体長は170~180cm。体重150~180kgで、その握力は500kgとされる怪力自慢のゴリラですが、こんな屈強な生物にも意外な弱点がありました。

外見とは裏腹なゴリラの精神力

地域や種属によって異なるものの、ゴリラは基本的には群れをなして生活をする動物です。オス1頭に対して複数のメスの群れや、複数のオスとメス入り混じった群れなどが存在します。また、ゴリラの群れ同士での縄張り意識も強く、常に外敵を警戒して行動しています。

外敵からメスを守り、鋭い眼光で辺りを警戒し、自慢の怪力で自然界のトップに君臨しているようなイメージを持ちますが、実はゴリラはメンタルが非常に弱いのです。

人間と同様にゴリラは哺乳類の中でも知能が高いため、他の動物と比べて警戒心も強いので様々な事でストレスを感じます。ストレスから神経系の下痢になったり、心臓の負担から死亡するケースも確認されており、ストレスにはめっぽう弱いのです。

動物園の檻の中に入れられているゴリラでさえ、見られているだけで相当なストレスになります。そのため、檻の中にはゴリラのストレス解消となる様々な遊具や食べ物などが置かれているのです。
とあるブログの記事によると、檻の中にワラを沢山敷いた中にリンゴを隠しておき、ゴリラはそれを探す事に意識を集中させることにより、観客から見られている事へのストレスを軽減させている動物園もあるようです。