昨今、人間の同性愛の理解が広まってきました。メスを奪い合うオス同士の様子が想像される動物界でも、じつは同性愛は当たり前のように存在するのです。

動物の同性愛

1999年に発表された研究結果では、サル、ゾウ、ヒツジ、キリンを始めとする1500種ほどの動物で同性愛行動が確認されているとされます。

例えばキリンは特に同性愛の傾向が強く見られ、交尾するカップルの内、約9割はオス同士であるといわれます。キリンの場合はオス同士のケンカの興奮が、次第に性的興奮へと変わるケースが多いようです。