日本には様々なクラゲが生息しています。観賞用となるクラゲから食用のクラゲまで、その数は非常に多いですが、中でもベニクラゲという種類のクラゲは、人類の夢である不老不死を実現している生物なのです。

不老不死のクラゲ

通常、クラゲは有性生殖を行なって子孫を残した後は溶け去って死を迎えてしまいます。しかしこのベニクラゲは、有性生殖後に溶けずに肉団子状になり、刺胞動物の基本形であるポリプへと戻ることができるのです。つまり「若返り」であり寿命はなく「不老不死」であると言えるのです。

京都大学では人工的にベニクラゲの若返りを複数回連続で成功しており、不老不死のメカニズムを解明する研究が進められています。