ズワイガニやタラバガニと並んで人気のカニである毛ガニ。身は他のカニに比べると食べれる量が少ないですが、甘みに優れており、カニ味噌の量も豊富です。そんな毛ガニの名前の由来は、その毛深さからきていますが、毛ガニよりも遥かに毛深いカニが存在します。

毛ガニよりも毛深いカニ

その名は「ケブカガニ」といい、まさに毛深いところから付けられた直球なネーミングです。ケブカガニは台湾、東南アジア、インド洋、アフリカ東岸、紅海、オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋など、世界中に広く生息しており、なんと日本にも相模湾以南に生息しています。

その外見はまるでぬいぐるみかと思うほどモフモフの体毛で覆われ、海外では「テディベア・クラブ」とも呼ばれています。

味の方はというと、残念なことにケブカガニの体長は4cm程しかないので、身を食べるというのは難儀です。出汁などには使えるのかも知れませんが、基本的に食用には向いてないそうです。