本来、昆虫は鳥などの外敵から身を守るために、木や葉などに近い色をしており、擬態するようになっています。毒を持った危険な生き物などは、あえてその存在を外敵に知らせるために派手な色をしています。では、なんら害の無いテントウ虫は、なぜあんなにも派手なをしているのでしょうか。

誰へのアピール?

実はそもそもテントウ虫が無害であるという認識が間違っているのです。テントウ虫は外部から強い刺激を受けると、関節部から黄色の液体を分泌します。この液体は非常に臭くて苦味があるのです。

テントウ虫は「自分を食べても美味しくないよ」というアピールのために派手な色をしているのです。このことを鳥などの捕食者は知っているため、テントウ虫を襲うことはありません。