よく目にするのは「海老」の方で、「(えび)」というのはあまり見慣れない漢字ですが、どちらも魚介類のエビを指す言葉です。読み方も一緒なのでややこしいですが、しっかりと違いはあるのです。

エビの漢字の使い分け

エビには伊勢海老や車エビ、果てはザリガニまで、実に多様な種類が該当します。基本的にどの種も10本の脚を持つ甲殻類である事が言えます。エビの漢字の使い分け方は、そのエビがどのような生態をしているかで判別されます。

海老

「海老」は海底を這うようにして歩く種のエビを指します。伊勢海老やロブスターなどがこれに該当します。

一方の「蝦」は、水中を泳ぐ種のことを指します。小型のエビであればほとんどがこちらに該当します。

漢字の成り立ち

「海老」は、まるで老人の様に腰が曲がっている事から付けられた当て字です。「蝦」は、ヒゲや脚が沢山出ている事を表しています。英語では前者がロブスター、後者がシュリンプとなります。