動物園の人気者のパンダ。大きな手で器用に笹の葉を掴んで食べる姿はなんとも愛くるしいものです。そんなパンダのは、じつは7本もあるって知っていましたか?

6本目、7本目の指の正体

人間の指は、人差し指から小指までの4本と、親指が離れた形をしていますが、パンダを含むクマの仲間の場合は均等に5本の指が並んでいます。そしてこの5本の指とは全く異なる位置と形で、2本の指が存在しています。

この2本の指の正式名称は「副手根骨」といい、字のごとく手の付け根にある骨を意味します。2本の内の一つは、人間でいう親指の付け根あたりに、もう1本は小指側の手首付近にあります。

その形は指というよりはコブのような形をしており、指のように自由に動かすことはできません。しかしこのコブがあるおかげで、笹などの細いものも容易に持つことができるようになっているのです。