日本でも全国的に生息するダンゴムシは、正式にはオカダンゴムシといいます。元々は日本には生息していませんでしたが、明治時代に地中海周辺から貨物に紛れ込んで舶来してきたと考えられています。そんなダンゴムシの生態、あなたはどれだけ知っていますか?

ダンゴムシの生態

ダンゴムシは甲殻亜門に属するため、広い意味ではエビやカニなどと同じ仲間であるとされます。そのため、毒を持たない種であれば非常時には食する事が出来ます。但し味の保証はありません。

ダンゴムシは落ち葉を食べ、微生物が分解しやすい状態にしてくれることから「自然界の分解者」とも称され、土壌を豊かにしてくれます。しかしその食性は雑食であり、基本的には何でも食べることが出来ます。ダンゴムシはコンクリートの隙間などに生息していることも多いですが、これはコンクリートを食べているためです。ダンゴムシは硬い殻を持つ代わり、多くのカルシウムを必要とするからです。無論、水分も必要としますが、ダンゴムシはお尻から水分を補給します。

この様にダンゴムシは非常に多くの雑学が隠された不思議な生き物なのです。