日本国内だけでも1300店舗以上を展開している喫茶店「ドトールコーヒー」ですが、実は創業者は日本人なのです。ではなぜ「ドトール」という名称を付けたのでしょうか。

ドトールの名前の由来

「ドトール」はポルトガル語で「医者、博士」を意味します。コーヒーとは全く無縁の単語のように思えます。それもそのはず、ドトールは地名を表しているのです。

ドトールコーヒーの創業者、鳥羽博道は、21歳の若さにして単身ブラジルへと渡り、コーヒー農園に勤めたのです。その当時の下宿先の住所が「ドトール・ピント・フェライス通り85番地」であり、この地からのスタートするという想いを込めて、1962年にコーヒー焙煎会社を設立。1980年には原宿にドトールコーヒー1号店をオープンするまでに至るのです。