チロルチョコは一個10円という印象が根強いですが、実際にコンビニやスーパーの駄菓子コーナーを覗いてみると、現在のチロルチョコの値段は一個20円します。10円から20円に値上げになった際、サイズも一回り大きくなったので、特に損をしている感じはしません。それではなぜ20円にする必要があったのでしょうか。

チロルチョコの値上げの秘密

チロルチョコが販売を開始したのは1962年のこと。当時は三つ山が繋がった形をしていました。販売当初は10円で売られていましたが、オイルショックの影響で30円にまで値上げを余儀なくされ、売り上げは激減。そこで、三つ山を一個ずつに分解し、一個10円で販売することになったのです。

長らく10円での販売が続きましたが、コンビニやスーパーに商品を置く際にサイズを一回り大きくし、その分値段を20円に変更しました。これは、商品にバーコードを印字する必要があったためです。10円のサイズではチロルチョコの大きさが小さすぎてバーコードが印字できなかったのです。