歌手、俳優として大人気の福山雅治さん。彼は曲作りにおいて「愛してる」を使わないというポリシーがあります。

今回の雑学では、福山雅治の「愛してる」を使わない理由をご紹介します。

なぜ「愛している」を使わないのか

シンガーソングライターとして名曲を生み出し続ける福山雅治さんですが、実はデビューは歌手活動ではなく俳優活動の方が先でした。19歳で映画出演をこなし、その後21歳で歌手としてデビューします。

以降、作詞作曲を手がけ、数多くの名作を世に出してきましたが、歌詞の中には「愛してる」という言葉は見つかりません。その理由について、彼はこう言っています。

好きだという気持ちを相手に表現するのに『愛してる』という言葉は、どうにもフィットしない。この言葉は、どうも違うような気がすると思って。何か言いづらい

愛してると言葉で表すのではなく、何か特別な形で表現しているのでしょうか。

しかし実は一回だけ「愛してる」を使ってしまっていた

「愛される」や「愛されたい」という言葉は歌詞の中にちらほら見受けられるものの、「愛してる」は全く見つかりません。しかし一度だけ、彼が「愛してる」という歌詞を使ってしまっていました。

それはデビュー・アルバム『伝言』に収録されている『I LOVE YOU』という曲です。曲の終わり部分にこうあります。

それでも今は ひとつだけは
わかっているよ ボクは君を愛している
心の奥で祈りながら I Love You

厳密に言えば「愛してる」ではなく「愛している」となりますので、「愛してる」は使ったことがないと言っても嘘にはならないのでしょうか。