バルサミコ酢と言えば、高級なお酢の一種という認識が強いでしょう。バルサミコ地方で作られるお酢なのかな?と思っている方が多いと思いますが、そうではありません。

バルサミコ酢とは

バルサミコ酢はブドウを主原料とした果実酢の一つです。ブドウの果汁を煮詰め、木の樽に詰めて熟成させます。熟成の過程で自然蒸散して量が減っていくので、クリやサクラなどの異なる木材でできた樽に移し替えながら熟成させます。この木材の違いが、お酢に含まれる香りやコクを左右するのです。

バルサミコ酢の「バルサミコ」は、この製法を元に付けられた名前で、日本語に訳すと「芳じゅんな香り」という意味になるのです。

ちなみにバルサミコ酢はイタリアで作られる酢で、同じヨーロッパ地方のフランスではワインビネガーが作られています。ワインビネガーもバルサミコ酢と同じくブドウを主原料としたワインですが、製造方法に違いがあります。

ワインビネガーはブドウの果汁にワイン酵母を加え、もろみを醸造します。このもろみに酢酸菌を加え発酵させます。こうして出来たワインビネガーにワインを継ぎ足し、長期間熟成させて完成します。