カツオ節(鰹節)は、出汁の旨味を重んじる日本料理には欠かすことのできないものです。このカツオ節は「世界一硬い食べ物」としてギネスブックに登録されているのです。

カツオ節の硬さ

普段、私たちが目にするフニャフニャとしたカツオ節は、正確には削り節と呼ばれるものです。削り節になる前の状態、すなわちカツオ節が初めて完成されたのは、1400年代後半であるとされます。

カツオ節はカツオの身を加熱、乾燥させたものですが、その硬さは木刀ほどともいわれます。鉱物の硬さを表す単位であるモース硬度で例えると、ダイヤモンドが10.0に対し、カツオ節は7.0であるといわれ、水晶に匹敵する硬さなのです。

カツオ節を削り節にするためには、カンナで削る必要があるのも納得できます。