身近な食品でも食べすぎると死に至る場合があります。塩や醤油などの塩分を摂りすぎると死に至るのはもちろんですが、甘さの代表であるチョコレートも、食べすぎると死に至ってしまうのです。

チョコレートの致死量

チョコレートはカカオから作られます。カカオには微量ですが「テオブロミン」という毒素が含まれているのです。カカオをチョコレートに加工した場合、0.5〜2.7%のテオブロミンが含まれています。

テオブロミンを過剰に摂取すると、消化不良、脱水症状、過度の興奮、心拍数の低下が起こり、これを俗に「チョコレート中毒」と呼びます。人間などの代謝の高い動物は普通に摂取しただけでは何ら問題がない成分ですが、犬などの代謝が悪い動物では少量でチョコレート中毒を起こしてしまいます。

人間の場合でも、短時間で85枚の板チョコを食べると、致死量に値するそうなので、チョコレートの大食いチャレンジは絶対に行わないようにしましょう。