コーヒーに入れるものといえば、砂糖とミルクですね。家庭や喫茶店などでは小型のカップに入ったコーヒーフレッシュが必ず出されますが、じつはコーヒーフレッシュにはミルクは入っていないのです。

コーヒーフレッシュの正体

本格的なコーヒーには牛乳(ミルク)を用いるものですが、その簡易バージョンであるコーヒーフレッシュも、密封されたミルクだと思われていますが、それは違います。

コーヒーフレッシュは、植物性油脂と水に、乳化剤を加えクリーム状にした後、着色料と香料で色合いと風味をつけているのです。つまり牛乳はおろか、乳製品は一切使われていないのです。

コーヒーフレッシュが開発される前は、牛乳や生クリームを用いられていましたが、日持ちしない・高コスト・要冷蔵保存と、管理に非常に手間がかかるため、1950年に粉末状のコーヒーフレッシュであるクリーミングパウダーが開発されたのが、コーヒーフレッシュのはじまりです。