トウモロコシ、いわゆるコーンとされる部分は必ず偶数であると言います。これにはトウモロコシの成長過程が大きく関係しており、その理由を聞くと納得できます。

トウモロコシの粒が偶数なワケ

トウモロコシは一つの茎に雄花と雌花ができ、コーンの部分は雌花になります。雄花から出た花粉は、風に乗って飛び散り、雌花の雌しべであるヒゲに付着することで受粉し、次の子孫を残します。

雄花の固まりのことを「雄穂(ゆうすい)」、雌花の固まりを「雌穂(しすい)」と呼びます。つまりトウモロコシの粒は、雌穂の塊というわけです。この雌穂は成長過程において二つに分裂するという特性を持っています。

つまり、偶数x偶数=偶数。奇数x偶数=偶数になる通り、雌穂が奇数であろうが偶数であろうが、必ず粒の数は偶数になるのです。