日本の水道技術は世界でもトップレベル。全国どこにいても水道水から生水を飲むことが出来ます。しかしやはり都会の水道水はあまり飲みたくならないのは贅沢病なのでしょうか。どうしてもミネラルウォーターを買って飲む方が多いでしょう。

今回は、そんなミネラルウォーターについての雑学です。

ミネラルウォーターは腐らない

まずは食べ物が腐るメカニズムを理解しましょう。食べ物が腐るということは、つまりはカビなどの細菌が繁殖してしまうせいです。細菌は空気中を漂っており、食品の中に含まれるタンパク質などの有機物を餌に成長を続けます。収穫後や製造後に正しい保存方法をするか、すぐに食べてしまえば問題はありません。しかし長時間放置してしまうと、細菌がどんどんと繁殖してしまうのです。

そして問題のミネラルウォーターですが、含まれている成分はカルシウムやマグネシウムなどの元素。つまり無機物です。ということは、論理的にはミネラルウォーターは絶対に腐らないと言えるのです。

ミネラルウォーターにも賞味期限はある

腐らないと言っているのに、ミネラルウォーターのペットボトルにはしっかりと賞味期限が記載してあります。これはどういうことでしょうか。

実はペットボトルには微弱の気体透過性があり、周りの空気を通してしまう性質があります。この事により、長期間保存しておくことで「臭い」がミネラルウォーターへと移ってしまうのです。

あくまでも賞味期限が記載されているだけで、その期間が過ぎても飲めないわけではありませんが、念の為に記載を守って飲んだ方が無難といえるでしょう。