高級志向が高まり、デザートにお金をかける人も増えてきていますが、まだまだ人気が衰えないのが安価で購入できる3連パックのプリンです。しかしなぜどのメーカーのプリンも、3つで1セットなのでしょうか?

犠牲者は一人

日本で初めて3連パックのプリンが登場したのは1976年のこと。森永乳業が販売を開始した森永プリンが、その元祖であるといいます。

当時はまだデザートの文化があまり浸透しておらず、家族全員で食べるということを想定していませんでした。そこで、子ども二人と母親の合計三人で食べるのに丁度いいからという理由から、3連パックが売られ続けているのです。

現在は一人っ子や子どもなしの家庭が多いようですが、当時は四人家族の割り合いが最も多かったのです。そのため、なぜか父親だけが犠牲になるという結果になっていたのです。