明治時代に中国から日本に伝わったとされ、今や国民食となり確固たる地位を確立しているラーメン

そんなラーメンですが、日本に伝えられるはるか昔、日本人で初めてラーメンを食した人物がいます。

今回の雑学ではラーメンのルーツから、初めて食べた人物は誰なのか、までをご紹介します。

ラーメンが日本に伝えられたルーツ

1800年後半の明治時代に日本各地の主要港(神戸、横浜、長崎など)に中華街が誕生しました。このことで中国の食文化が日本に入り込み、ラーメンを始めとする麺料理が伝えられたとされます。

日本人で初めてラーメンを食べた人物

日本で初めてラーメンが食されたとされるのは、明治にラーメンが伝えられるより遥か昔、およそ150年も前にさかのぼります。

1659年、当時の中国から亡命してきた学者が水戸藩に招かれた際に、中華麺を使用した料理を振る舞ったと言われています。その時代の水戸藩をおさめていたのは徳川光圀(みつくに)。

ラーメンを日本で最初に食べたのは、あの水戸黄門で知られる徳川光圀だったのです。

また、その数年後には徳川光圀の家を訪れた者達にラーメンが振る舞われた記録が残っており、亡命した学者からレシピを教わったのではないかという説が有力です。