学校給食で麺といえば週に一回のお楽しみメニューでした。もちろんこれは地域や世代によって異なるでしょうが、学校を卒業してからは、あの麺を食べたことがある人はそういないでしょう。一体あのソフト麺は何でできているのでしょうか。

ソフト麺の主原料

ソフト麺はコシのないうどんに例えられることから、うどんの一種であると思っている人もいるようですがこれは間違いです。うどんの主原料は一般的に中力粉や薄力粉ですが、ソフト麺は強力粉が用いられます。この強力粉もただの強力粉ではなく、学校給食用強力粉といって、ビタミンB1やビタミンB2を栄養素として添加しているのです。

この強力粉で作られたソフト麺の正式名称は「ソフトスパゲッティ式めん」といいます。

給食のお楽しみメニューであったソフト麺ですが、出荷の際に40分ほどの時間をかけて蒸気殺菌を行う手間がかかるため、学校給食での献立からは姿を消しつつあるようです。実際に東京都では、2015年から学校給食会において「規格外」とされ、定番メニューからはすでに外されているそうです。