ご飯のお供からお酒の肴まで、昔からシシャモは日本人に愛されてきました。特に子持ちシシャモの食感は人気が高く、現在流通しているシシャモのほとんどはメスのシシャモになります。そんなシシャモが、本当はシシャモじゃないと聞いたらどう思いますか?

シシャモの正体

シシャモの食べ方といえば焼きシシャモです。このシシャモは漁業量の関係から、主に海外から輸入されてきます。なんと年間約3万トンものシシャモが、ノルウェー、アイスランド、カナダから輸入されてくるのです。しかも輸入されてきた段階ですでに生干し加工され、冷凍した状態で輸入されるのです。

じつは海外から輸入されるこれらのシシャモは、本物のシシャモではなく、「カペリン(カラフトシシャモ)」という代用魚なのです。本物のシシャモは便宜上「本シシャモ」と呼ばれます。

2003年以降は行政指導により、原材料名にはカラフトシシャモと表記される様になったが、商品名は対象外なため、外食先などでは偽物のシシャモも、メニュー名ではシシャモのままで書かれていることになります。