ワインボトルをよく見てみると、の部分が山のように盛り上がっているのが分かると思います。なぜワインのボトルだけがこのように盛り上がっているのでしょうか。

今回の雑学では、ワインのボトルに隠されたアイディアについてご紹介します。

ワインの底が盛り上がっている理由

ワインはブドウを発酵させた醸造酒で、ボトルに入れられてからは品質を保つために、暗くて振動が少なく、適度に湿度があり、常に13℃前後の温度を保つ必要があります。

長く保存するほど、成分のタンニンなどが底に沈殿してしまいます。ワインをグラスに注ぐ際、普通のボトルでは沈殿物がワインに混ざってしまい、品質が劣化してしまいます。

これを回避するため、ワインの底が山のように盛り上がっているのです。こうすることでボトルを傾けても、山のふもと部分に沈殿物がひっかかって残ってくれるというわけです。