世界的画家として有名なピカソ。姓名はパブロ・ピカソで知られている彼ですが、その本名は驚くほど長いのです。

今回の雑学ではピカソの生誕から本名に至るまでをご紹介します。

ピカソの歴史

1881年10月25日、スペインのマラガに生まれた彼は、1973年に亡くなるまでの間、なんとおよそ14万8千点もの作品を制作し、ギネスブックにも登録されているほどです。

父は美術教師をしていたが、息子のピカソの絵の上手さに脱帽し、その筆を置いたとされる説があります。1892年にピカソが美術学校に入学すると、その2年後に父は画材道具をピカソに譲り、自らは画を書くことを辞めました。それはピカソに対する嫉妬と賞賛の表れであると推測されます。

ピカソの名前

キリスト教のクリスチャンは、洗礼を受ける際に付けられる名前があり、そのほとんどは聖人などの名前を自らの名前に足して付けられます。ピカソが生まれたスペインのアンダルシア地方では、名前が長いほど幸福が宿るとされるため、ピカソのフルネームは恐ろしく長くなってしまいました。それではピカソのフルネームをご覧ください。

ピカソのフルネーム

パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ

おまけに

ピカソは鳩をこよなく愛していました。妻でさえ入ることの許されないアトリエに鳩だけは入れていたのです。ピカソの愛人との間に生まれた娘には、鳩を意味する「パロマ」という名前を付けたほどです。そんなパロマ・ピカソは、あの有名な宝石ブランドのティファニーで、ジュエリーデザイナーとして活躍しています。