今回の雑学では、くしゃみのメカニズムから、くしゃみが新幹線よりも何が速いのかをご紹介します。

くしゃみのメカニズム

くしゃみにはいくつかのパターンがありますが、基本的には体温調節のために行われます。鼻腔の中の体温が低下した時、くしゃみの振動エネルギーによって体温を上げようとする働きが行われるのです。

鼻腔内にホコリなどの異物が混入してもくしゃみは出ます。ムズムズとした感じからのくしゃみで、異物を外部へ排出しようとしているのです。

またくしゃみは不随意(ふずいい)運動と呼ばれる生理現象で、本人の意思とは関係なく起こり、抑制することは出来ません。

くしゃみ対新幹線

新幹線の最高時速は東北新幹線の一部区間でのみ出せる320km/hです。それに対してくしゃみの風速の最高時速はなんと400km/hにもなります。

これだけのパワーがあるくしゃみなら、例えばインフルエンザの患者さんが周りへと感染させてしまうのは納得のことでしょう。マスクをしていたとしても効果はないんじゃないかと思ってしまうほどです。