缶飲料といえば大きさは様々ですが、アルミ缶スチール缶の2種類が使い分けられています。

今回の雑学では、なぜ缶の種類が統一されないのかをご紹介します。

アルミ缶とスチール缶の違いとは

両者の決定的な違いといえば「硬さ」でしょう。アルミ缶は簡単に潰すことができるくらい柔らかく、逆にスチール缶は素手で潰すのはかなり困難なほど硬いです。つまり「強度」が違うことになります。

スチール缶

強度の強いスチール缶は外部からの衝撃だけでなく、熱にも強い性質をもっています。熱によって変形、破損することのないスチール缶は、製造過程で熱い状態の液体を入れる必要もあり、また季節などによってホットとして熱せられて販売されるコーヒーやココアなどのドリンクの缶として適切なのです。

アルミ缶

一方のアルミ缶は強度が弱い分、軽量なので輸送コストが軽減されるというメリットが大きいです。そのためほとんどのドリンクの缶として使われています。また素材自体に柔軟性もあり、炭酸飲料などを入れた際にも、内部からの圧力で缶が破損することがないのです。