ダンボールといわれて真っ先にイメージするのが、茶色のダンボールでしょう。しかし引っ越し屋さんのダンボールを想像してみてください。どの引っ越し屋さんのダンボールも、を用いていることに気が付くはずです。なぜどの引っ越し屋さんもダンボールの色は白にしているのでしょうか。

色と心理

色は心理的に大きな作用をもたらします。色を分類する際に用いられる、明るさの違いを表す「明度」もそのうちの一つです。明度の違いによって、人は色の重さを感じ取っているのです。このことから「明度=重さ」という式が成り立つのです。

家電で有名な日立が発表しているデータによると、白を100とした場合、黄色が113、水色が152、黒が187とされています。つまり白と黒を比べた場合、同じ物質でも白に比べて黒の方が約1.8倍も重く感じるということです。

一般的なダンボールに使われている薄茶色の場合は、この重さの比率が約1.3倍になるとされます。引っ越し屋さんのダンボールが白い理由は、清潔感を出すわけでもなく、「軽く感じさせること」、つまりは運び手の心理に作用させ、いかに疲労感を与えずに効率よく作業が行えるかを求めた結果なのです。