占い師になるためには、特に学校を出る必要もありませんし、特別なカリキュラムや資格を取得する必要もありません。言ってしまえば、明日からでも「自分は占い師です」と名乗ることは可能なわけです。しかしそんな占い師にもしっかりと資格が存在していました。

占い師のための資格

資格を発行しているのは「一般社団法人 日本占術協会」です。この資格の目的は次のようにあります。

正しい運命学の研究と占術の実践により、福祉社会の発展に貢献している者に対して認定占術士の資格を与える。

この資格を持つことで、「あの占い師はデマカセだ」と言われないようになりそうです。しかしこの資格を取得するのは簡単ではありません。

取得方法

まず、資格を取得するためには「日本占術協会」の会員として5年以上在籍した上、本部役員などからの推薦が必要になります。この時点で、それなりにしっかりと占術に対しての知識や実績が問われると言ってもいいでしょう。

試験は三段階から成り立っており、まずは一次試験では論文の提出。二次試験は筆記試験。三次試験は面接試験と、少しランクの高い企業の就職試験くらい難しい内容になっているようです。

合格者には「認定書」、「認定章パネル」、「認定占術士証明証」が発行されるので、もし占いを受ける際にはこれらの資格証明があるかどうかチェックしてみると良いでしょう。