家電量販店でガスコンロの詳細を見てみると、二つあるコンロの内、必ず左右どちらかの火力が大きく設定されており、両方の最大火力が均一のものはありません。これはなぜなのでしょうか。

ガスコンロの左右で火力が違う理由

市販されている家庭用ガスコンロで一般的なものでは、必ず二つのコンロが用意されています。詳細を見てみると、左が右に比べて最大火力が大きい、またはその逆であり、均一なものはありません。

ガスコンロは台所で端っこに置かれることが多いです。その際に壁側のコンロの火力が大きいと、低温着火の恐れがあるのです。低温着火とは壁の内部が徐々に熱せられることにより木材内部に蓄熱が起こり、火種がないにも関わらず出火してしまう現象です。

低温着火を防ぐためにも、ガスコンロを購入する際には必ず自宅のキッチンの壁がどちら側にあるのかを確認するようにしましょう。それでも壁とコンロの隙間が狭く、恐い方は、ガスコンロ用の防熱板を用いると安全性が増します。