女性のオシャレには欠かせないハイヒールピンヒールなどのヒール付き靴。しかしこのハイヒールの開発目的は、想像も付かない理由によって作られたのでした。

今回の雑学では、ハイヒールの発祥についてご紹介します。

ハイヒールの歴史

ハイヒールの元となったのは1500年代中頃にイタリアで流行していた「チョピン」と呼ばれるイスラム風の厚底の靴でした。主に上流階級の婦人や、高級娼婦などによって履かれ、最大で50センチを超える厚底の物も存在していたというのも驚きです。

この時代では、現代と同じようにオシャレを目的として履かれていました。

そして1600年代になり、フランスでチョピンを元としたハイヒールが開発されるのですが、その開発理由というのがオシャレとは全く関係のない理由だったのです。

予想も出来なかったハイヒールの使い道

1600年代になると、ヨーロッパ各国を中心として人口が密集しだしたことから、街中に汚れが目立ちました。中でもトイレ問題は深刻で、現在の様に水洗トイレがなかった当時、汚物が路上にまで溢れだしてしまうこともあったようです。

この事から、少しでも路面に接する面積が少なくなるように、かかとにヒールを付けたハイヒール靴が開発されたのです。

その後、徐々に姿形を変化させつつ、現代の様に女性のオシャレには欠かせない靴となりました。