その昔は、許されない恋に落ちた二人が、それでも愛を守り通すために、二人で死を選んだといいます。これが心中です。心中とは本来はこのような事を指しますが、現代では一家心中や無理心中などという言葉もあります。

死にきれなかった場合の処置

恋人同士の心中や、借金苦などで死を選ばざるを得なくなってしまった家族が集団で自殺を図る一家心中など、心中の形には様々あります。

もし二人で心中した結果、自殺しきれずに一人だけ生き残ってしまったらどうなるのでしょうか。実は刑法第202条「自殺関与の罪」に問われ、6ヶ月以上7年以下の懲役または禁固刑となってしまうのです。

一人で自殺に失敗した場合は罪に問われないのに、図らずとも生き残ってしまった上に罪を科せられるのですから、何とも言えない心境でしょう。しかしその期間で命の大切さを改めて確かめて欲しいものです。

また、無理心中とは、一方が他方を殺害した後に、自殺を図るというものです。この場合は生き残ってしまうと、単純に「殺人罪」に問われ、それ相応の罰が与えられる事になります。