かつて梨狩りでは、竹で編んだ竹カゴを使用していました。しかし竹カゴが古くなるにつれ、竹がほつれて飛び出てしまい、それが原因で女性のストッキングなどが伝線してしまう事が多かったといいます。それらの被害を解消するべく、1970年代に開発された「ある物」とは何でしょうか。

梨から生まれた発明品

それは日本では年間300億枚、一人あたり年300枚も消費している大変便利なもので、現代の生活には欠かせないといっても過言ではない「レジ袋」です。このレジ袋の開発により、それまで買い物で使用されていた紙袋を廃止する所が相次ぎました。

「ポリ袋」や「ビニール袋」と称される事も多いですが、ポリ袋はポリエチレン、ビニール袋は塩化ビニールから出来ており、両者は全く違う材質のものなのです。現代のレジ袋のほぼ全ては、ポリエチレンで出来ているので、別名はポリ袋であると言えます。

現在では環境問題にもなるレジ袋。日本国内では1枚につき5円を徴収するスーパーマーケットなどが目立ちますが、海外ではレジ袋そのものに税金をかけている国も少なくありません。便利な発明品ではありますが、使用は最低限にとどめ、地球の環境を守るためにエコバッグなどを持ち歩くことを心がけましょう。