そろそろ暖房が恋しい季節。寒い地域ではせわしなく灯油タンクに灯油を詰める日々がやってくることでしょう。さて、この灯油タンクに様々なの種類があることはご存知ですか?

今回の雑学ではなぜ色が異なっているのか、その内容をご紹介します。

ポリタンクとは

そもそもポリタンクとは、酸化などに強く、絶縁性に強いポリエチレン素材で出来たタンクの通称です。ポリタンクは灯油専用の容器ではなく、液体全般を入れる入れ物です。

【赤青白灰】色の種類による区分

燃料とそれ以外を区別しやすいように、主にどの液体を入れるかによって分類されます。紫外線からの影響で容器が劣化してしまうため、全てのポリタンクは着色が施されます。無色透明のものはありません。

赤/青

ご存知の通り、灯油を入れるための容器を表す色です。海外では強度を増し、ガソリンも入れる事が可能なタンクがありますが、日本国内ではガソリンを入れるのは違法とされています。

飲料水や食品用の容器を表す色です。白いことで外からも中身が確認しやすく、カビや不純物に気づきやすいのが利点です。

灰色

薬品や排水を入れる容器を表す色です。

なぜ灯油タンクだけが複数の色で分かれているのか

早い話が、製造メーカーによる違いです。ただし東日本ではほぼ赤色のタンクが使用され、西日本では青色のタンクが使用されています。

一部の話では青色の方が塗料が安く済むことから、関西人の県民性が出ているとかいないとか。