海外では電信柱の働きをするものが地中に埋め込まれており、街の景観が損なってしまうことを最小限に防がれています。日本では街中に電信柱が立っており、あちらこちらに電線が張り巡らされていて残念な気がする反面、日本らしさがあって哀愁があると思えるのは筆者だけでしょうか。

そんな電信柱ですが、実は中身は空洞だということを知っていましたか?

強度は大丈夫?

コンクリートで作られた電信柱は、中身が空洞になった中空構造をしています。型枠にコンクリートを流し込み、毎分140回転で遠心力をかけることで、中身を中空構造にします。中身が空洞でも風速60メートルに相当する約1.2トンの横曲げ強度に耐えうる設計になっているのです。

また、電柱は地中に2m以上も深く埋め込まれているので、さらに強度が増しているというわけです。