魔法ビンは保温効果がとても高く、持ち運び用の水筒から家の中で使うポットまで、様々な場所でその技術が用いられています。魔法ビンの内部は鏡張りになっているのですが、なぜこのような構造なのでしょうか。

魔法ビンのメカニズム

魔法ビンの内部は二重構造になっており、その層の間は真空になっています。真空面はメッキが施され、鏡のようになっています。二重構造にし、その間を真空にすることで熱の移動を遮断しているのです。これにより、熱伝導による温度の変化を防いでいるのです。

鏡張りにする理由はもう一つあり、内容物のエネルギーが電磁波の形として逃げてしまうため、鏡面に反射させてエネルギーが逃げるのを防いでいるのです。

ポットなど容量の大きい物は、水中のカルシウム分が沈積しやすいので、定期的に汚れを落とす必要があります。スポンジなどでこすってしまうとガラスまで傷つけて破損しやすくなるので、クエン酸などを主成分とする洗浄剤や、酢酸を使って汚れを落とす方が良いとされます。