地球の端と端である北極南極は、どちらも平均気温は氷点下という寒さですが、北極と南極ではその寒さに大きな差があります。

北極と南極の地理条件

結論から言えば北極より南極の方が平均して20℃も気温が低いです。ではなぜ同じ極地なのにこれだけの差がでるのでしょうか。

まず大きな差は、北極には陸地がなく海や氷が広がっているのに対し、南極は大陸であることです。海上と陸上では、地理的に陸上の方が寒くなりやすいです。実際に北海道でも、海沿いよりも内陸部の方が気温が低いのです。

そして次に標高の差です。北極は氷の厚さが10m程しかありません。しかし陸地である南極は、その標高が約2500mもあります。

これらの地理条件によって、20℃も気温に差が生まれるのです。