2014年には国連世界幸福度報告で第1位に輝き、誰しもが認める住みよい国、デンマーク。しかし飲酒運転の罪を犯した際の罰則は恐ろしく厳しいのです。

日本での罰則

日本においては呼気中のアルコール濃度によって、酒気帯び運転と酒酔い運転の二種類に分類されて罰せられます。

免許の点数の減点に加え、酒気帯び運転の罰則は「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」、酒酔い運転の罰則は「5年以下の懲役又は100万円以下の罰金」となります。

検問などでの警察官による飲酒確認を拒否することはできません。もし拒否した場合には酒気帯び運転の罰則と同じく「3月以下の懲役又は50万円以下の罰金」に処されます。

デンマークでの罰則

日本では厳格な処罰が下される飲酒運転ですが、デンマークでは飲酒運転を根っこから断つ処罰が下されます。

デンマークでは飲酒運転が発覚すると、車が即没収されてしまうのです。没収された車はオークションにかけられ、その売り上げは国の財政に加えられるのです。

飲酒運転は最も人身事故に繋がりやすい危険運転です。これくらいの処罰を下したほうが、飲酒運転の減少に一役買うのかも知れません。