都心には高層ビルが乱立していますが、高層ビルには法律で定められたあるものを設置する義務があります。ディズニーランドの建造物は、このある物を設置したくないがために、あるアイディアが組み込まれて設計されています。

そのある物とあるアイディアとは一体なんでしょうか。

高層ビルの義務

高層ビルは高さ60メートルを超える建造物を指します。明確な基準はありませんが、さらに高い建物を超高層ビル、高さ1000メートル以上のものを超々高層ビルと呼びますが、2015年現在でも超々高層ビルは存在しません。

高層ビル以上の建物は、航空法に従って飛行機へその存在を示す航空障害灯を設置する義務があります。航空障害灯は白または赤の、点灯または点滅を行うランプの事です。

ディズニーランドの建造物

ディズニーランドで最も高い建物はタワー・オブ・テラーの59メートル。次いでシンデレラ城の51メートルです。この両者の建物はたまたま50メートル台で建ったわけではなく、上記の航空法によるランプの設置義務から逃れるためにわざと低く建てられているのです。

夢の国のイメージを崩したくないディズニーランドのこだわりが感じられる雑学でした。