インドの国民数は12億人もいますが、その内しっかりと納税をしているのはわずか3%といわれています。支払いができない主な理由は貧困にありますが、納税逃れをする不届き者も多く存在しているのです。そんな中、インド政府はある対策に打って出ました。

税金を支払わせるには

とある不動産業を営む男性が、5年間もの間、納税の通知を無視し続けていました。するとある日、様々な太鼓を持った集団が家の前に現れ、太鼓を激しく打ち鳴らしながら納税の催促を行なったのです。近隣の目もあり、恥ずかしさに耐えられなくなった男性は、あっさりとその場で小切手にサインをしたのです。

インド政府は人々が世間体を一番気にしているのを逆手に取り、あえてこんな方法で納税を促すことにしたのです。この「太鼓バンド」導入のおかげで税収率が20%増加したそうです。