プロ野球の各チームには、球団を代表する歌である「球団歌」というものがあります。中でも最も有名なのは阪神タイガースの『六甲おろし』ではないでしょうか。

巨人と阪神の球団歌

そして阪神タイガースの永遠のライバルと称される読売ジャイアンツにも、当然ながら球団歌が存在します。読売ジャイアンツの球団歌は『闘魂こめて』ですが、実はこの曲は三代目の球団歌で、1962年に球団設立30周年を記念して、20892編の応募作の中から公募で決定しました。ここに意外な共通点があったのです。

それは、両者の球団歌の作曲者が、同じ日本を代表する作曲家である「古関 裕而(こせき ゆうじ)」であるということ。ちなみに読売ジャイアンツの初代の球団歌の作曲者でもあります。

古関 裕而は戦時中から戦後まで活躍し、応援歌、軍歌、歌謡曲など、生涯で5000曲以上を作曲したとされる作曲家です。