テレビ番組で重要な最も神経を使う役割の一つとして、世界中のニュースを視聴者に伝えるアナウンサーキャスターが挙げられるでしょう。視聴者にハッキリと分かるように滑舌は良くなければいけませんし、言葉を噛んでもいけません。長い原稿を時間内にスラスラと読み上げるようになるには、それ相応の訓練がされているに違いありません。

アナウンサーとキャスターは違う役割?

アナウンサーは何もニュースを伝えるだけが仕事ではありません。テレビ番組でアナウンサーが活躍するシーンを思い浮かべてみると、お堅いニュース番組以外でも、クイズ番組やお笑い番組などの司会、進行も務めている場合があります。

一方キャスターの方は、ニュースキャスターやお天気キャスターなどと呼ばれるように、その番組の一部を取り仕切る役割を持っている人のことを指します。この際に、ただ用意された原稿を読むだけではなく、自身の持つ専門的な知識を元に、意見や解説を交えながら進行していくこともあります。

では、番組全体を仕切るのがアナウンサー。一部を仕切るのがキャスターかというと、そうではありません。アナウンサーとは職業の名称であり、キャスターとは番組内での役割の名称なのです。

そもそもアナウンサーとキャスターを比べること自体がおかしな話だったのです。