「あいつにはこの仕事は役不足だ」と相手を蔑む際に使われがちな「役不足」という言葉。じつはこの言葉は相手を誉める際に使うのが正しい使い方なのです。

役不足の意味

役不足とは、与えられた仕事などに対して「自分の力量では簡単すぎる」という場合に使われます。つまりはその人のスキルに相応しない役柄であり、もっと上の立ち位置に身を置けるスキルを持っているということになり、相手を誉める際に使われるのです。

では本当の意味で「力量が足りなくて使い物にならない」人を指す場合にはどう言えばいいのでしょうか。この場合は「力不足」という言葉を使うのが正しいのです。

「私の力不足により、仕事が期日内に終わりませんでした」といった具合に使用します。