の好物といえばやはりという印象があります。ドラ猫がお魚を咥えて陽気なお姉さんから逃げ回るといった構図は日本人なら誰しもが抱くところでしょう。確かに日本に住む猫には魚は人気の食べ物です。それでは海外ではどうなのでしょうか。

猫の本当の好物は?

そもそも日本の猫が魚好きになったのは江戸時代に理由があると考えられています。時の将軍、徳川綱吉によって発令された「生類憐みの令」によって、野良猫を含めた国内全体の猫の数が増えたといいます。猫は元々肉食の動物ですが、猫の好物は乳離をした後の12週間のうちに何を食べていたかで決まるとされ、当時の日本人の主なおかずが魚だったことから、必然的に猫も魚を口にする機会が多かったためといわれます。

確かに日本人は生魚も焼き魚も、その消費量は海外に比べて多く、日本の食材といえば魚というイメージが定着している人も多いでしょう。それでは海外ではどうでしょうか。

海外での猫の好物もやはりその国をイメージする食べ物になる傾向があるようです。イタリアではパスタ、メキシコではトウモロコシ、スイスではチーズなど、そのお国柄によって猫の好物は大きく左右されるようです。