昔からイルカや渡り鳥は片目を閉じて睡眠できることが判明しています。これを半球睡眠といい、片目ずつ閉じて、片方の脳を休ませることを交互に行うのです。

ワニの半球睡眠

2015年、オーストラリアの学者チームによって新たな発見が公表されました。それが、ワニも片方ずつ目を閉じて眠ることができるということです。

普通、ワニは半球睡眠を行う生き物ではありません。しかし外敵がいたり、自分の身に危険がある状態の環境にいるワニは、片方の目を閉じて睡眠をとり、もう片方の目ではじっと外敵をとらえ続けるのです。

このことから、自然界では脅威を感じている場合は多くの生き物が片目を閉じた睡眠をしている可能性があり、人間のように両目を閉じて睡眠する生き物の方が少数なのではないかという意見が出てきているそうです。

確かに人間も片方ずつ睡眠が取れたらどんなに便利なものか、と思ってしまいます。