ゾウ一頭は一日に200〜250 Kgもの量を必要とします。金額に換算すると、一年間でおよそ400万円もかかるのです。それだけの量を食べるとなると、排便の量も半端ではありません。

ゾウの糞の再利用

ゾウの糞は平均して一日50Kgも排便するとされます。ゆうに大人一人分の重さになります。この大量の糞をリサイクルできないかという考えがあるのです。

タイ国立ゾウ保護センターでは、ゾウの糞から紙が作られています。一日分の糞から115枚の紙を生産でき、無菌かつ匂いはしないといいます。また、スリランカでは、10kgのゾウの糞から、A4サイズ紙が660枚も製造できるとされます。

他にもメタンガスの抽出や、肥料として使用されるなど、様々なシーンでゾウの糞は利用されているのです。