ハリネズミは今や家庭で飼えるペットとして人気の動物でもあります。その特徴は何と言っても背中にビッシリと生えたで、外敵から身を守ってくれます。この針は人間の爪のようなものなのでしょうか?

ハリネズミの針の正体

ハリネズミの針は根元の方が細くなっています。このおかげで、風や落下の衝撃などによって針に圧力が加わった場合でも、根元で折れ曲がることで、針が体に食い込むことを防いでいるのです。

針は筋肉と連動し、普段は筋肉が緩んでいるため倒れた状態になっていますが、外敵の登場など身の危険を察知した場合などには、この筋肉の作用により針を逆立たせることができます。

この針は人間でいうところの爪のような物質と思われがちですが、じつはその正体は体毛が変化したものなのです。体毛の一本一本がまとまって硬化したものが、まるで針のようになっているのです。