生物が生きる目的は、子孫を残すためであるという考え方があります。人間の場合、赤ちゃんを授かってから出産するまでの妊娠期間は十月十日(とつきとおか)ですが、哺乳類で最も長く妊娠している動物とは何でしょうか。

妊娠期間が最も長い動物

動物の妊娠期間は体の大きさに比例する傾向にあります。小動物は数日から数ヶ月の比較的短い妊娠期間で出産までいたりますが、体の大きい動物となると妊娠期間も長くなるようです。

そう、哺乳類で最も妊娠期間が長い動物は、ゾウです。ゾウの妊娠期間は平均して22ヶ月、およそ二年間もの間、お腹に赤ちゃんがいる状態で過ごすのです。

おっとりしている印象が強いゾウですが、出産までその印象通りなようです。