プカプカと海面に浮かびながら、お腹の上で一生懸命に石を使って貝を割る姿がとても愛くるしいラッコ。この石はラッコにとって一生モノで、使わない時は脇の下のたるんだ部分をポケットの代わりにして大事にしまっておくのです。そんなラッコは海藻に絡まることで海流に流されないようにしていますが、もし海藻がない場合はどうするのでしょうか。

ラッコの習性

ラッコは群れをなして生活しますが、周りにつかまっておくような海藻類が無い場合には、ラッコ同士がお互いに手を取り合って海に浮かぶという、とても可愛らしい光景を見ることが出来ます。

ラッコはイタチが進化した生物で、陸に依存することなく海上のみで生きることが出来ます。そのため断熱性、撥水性の高い8億本もの体毛によって体を覆うことで、冬の寒さの中でも水中にいることが出来るのです。