ケンタッキーフライドチキンの店前で雨の日も風の日も笑顔でお客さんを出迎えている白いおじさん。これはケンタッキーフライドチキン(KFC)の創業者のカーネルサンダースである事は誰しもがご存知でしょう。

今回はカーネルサンダース像にまつわる雑学をご紹介します。

カーネルサンダース像のステータス

正式名称は「カーネル立像」といい、立体商標として登録されています。

この像は60代の頃の彼の姿がほぼ等身大で再現されており、身長180cm、体重90kgのカーネルをモデルとして成型されています。また、かけているメガネ(老眼鏡)には忠実に度が入っているという点も驚きです。

カーネル立像の生い立ち

実はカーネル立像の発祥は日本です。元々はイベントの為に立像が作られ、カナダの店舗にて展示されました。イベント後、使用用途のなくなった立像を日本法人が回収して日本に持ち帰り、店頭に置いたのが始まりでした。

今や日本全国の店舗に必ず立像が展示されていますが、海外の店舗では必ずしも立像が存在しているわけではありません。

カーネル立像の悲しい珍事

1985年、プロ野球で阪神タイガースが優勝を飾った際、興奮した阪神ファンは大阪道頓堀にて大いに盛り上がりました。その時、KFC道頓堀店で店番をしていたカーネル立像は、悲しい事にファンによって道頓堀川へと投げ込まれたのです。

その後、幾度かの捜索にてもカーネル立像は発見されず、ようやく救出されたのが24年後の2009年。

この間、阪神タイガースの成績は芳しくなく、カーネルサンダースの呪いとして語られています。