「この木なんの木 気になる木 名前も知らない木ですから」というのは日立の有名なCMソングです。このCMには一本の巨大な木が映し出されるという内容になっていますが、この木は一体何者なのでしょうか。

この木なんの木

この木は樹齢130歳以上とされ、高さは25m、葉の部分(樹冠)は直径約40mという超巨大な木で、温暖な地域で育つこの木は「モンキーポッド」という種類の木です。

CMで使われているモンキーポッドはハワイのホノルルにある、約9万7000平方kmの超広大な敷地を誇るモアナルア・ガーデンという公園内にあり、このモンキーポッドは「日立の木」呼ばれます。

この公園のあまりにも広大な敷地を保持するために、年間約6800万円もの費用がかかります。モアナルア・ガーデンに入るには入園料がかかり、この入園料で維持費用をまかなっているのですが、6800万円という数字には到底およびません。そこで日立は毎年約4500万円を、モンキーポッドのCM利用料として支払っているのです。